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不妊症とは

妊娠を希望している夫婦が、2年以上妊娠しない状態を不妊と呼んでいます。2005年の時点で日本では、8組に1組の割合で不妊の夫婦がいると言われています。

不妊症にもいくつか種類があり、懐妊しずらいパターン、懐妊しても習慣性の流産や不育症のパターン、初産は問題なく、2人目不妊のパターンなどです。

従来では、不妊症は女性の問題と捉えられていましたが、現在では、男性由来の不妊症も割合が多いと考えられています。

不妊症の原因として女性側の問題としては、
・排卵障害
・卵管障害
・着床障害
・頸管障害
が挙げられます。

男性側の問題としては、
・精子形成障害
・精子通路障害
があります。

原因が特定できない場合、原因不明不妊症といい、不妊症全体の20%くらいと言われています。

従来、不妊症の改善として施術を受けられる方は女性が多いので、ここでは女性中心に解説を進めていますが、本来、男女カップルで施術なり病院での治療なりを受けることが、理想的です。

 

まずは日常生活を見直しましょう。

タバコの喫煙は禁止

・卵管へ悪影響。着床障害を引き起こす。
・妊娠中の喫煙は未熟児の割合増加。
・精子の運動能力低下。奇形精子の増加。

カフェイン(特にコーヒー)の摂取制限。

・コーヒーを1日3杯以上飲む女性は2杯以下の女性に比べ、妊娠しづらくなるといわれる。

冷え症の改善

・東洋医学的に血行不良の人は不妊になりやすい、と考えられている。
・血行を促進するようなことを定期的に行ないましょう。

基礎体温を毎日記録する。

・生理周期、ホルモンバランス、排卵がわかります。
・メンドクサイですが、毎日同じ条件で測りたいので、なるべく寝る時間・起きる時間・測る時間を一定にします。
・特徴的な体温変化
①低温期が長く、高温期が短い‥黄体機能不全の可能性。
②低温期が短く、高温期が長い‥卵子発育不良の可能性。
③低温期、高温期の差があまり無い‥排卵が無い可能性。

 

病院における不妊治療のステップ

①初診時

問診、視診,触診、尿検査,血液検査を行ないます。

②各種検査

ホルモン検査(血液検査)…生理周期により,出ているホルモンは大きく変動するので、時期に合わせ何度も行なうことになります。

・超音波検査
画像診断します。子宮筋腫の有無、子宮内膜や卵胞の状態を診ます。

・頸管粘液検査
粘液を吸いだして、状態を調べ、排卵時期を予測します。

・子宮卵管造影撮影
造影剤(ヨード)を注入してX線で撮影。

・フーナーテスト
頸管粘液と精子の相性を調べます。

・抗精子抗体検査
精子を異物と見なし、免疫が働き、抗体ができてしまう場合があります。

・腹腔鏡検査
経膣的、経腹的に内視鏡を挿入する。

原因が不明の不妊症は全体の20%くらいと報告されています。不妊症の原因がわかっていれば、それを改善する治療が行なわれるので良いのですが、不明の場合は困ります。

しかし、長期の不妊で原因が全く無いということはありえない、おそらく現在の診断技術では発見されないだけ,と考えられています。

③検査で問題が無ければ,先ずタイミング療法

妊娠しやすい日を割り出し、それにあわせ夫婦生活を行なう指導をするものです。
6ヶ月くらいで結果が出ない場合は人工授精へ移行します。

④人工授精(AIH)

精液を洗浄し、濃縮の上、排卵日近くにカテーテルなどで子宮に注入します。
初診時が35歳以上で、不妊歴3年以上の場合はここからスタートすることも。

標準では、原因不明不妊の場合、人工受精5~9回試した後、次のステップに移行します。

⑤高度生殖補助医療 (ART)

●体外受精(IVF-ET)。 2004年時で出生児61人に対し1人は体外受精児という実績です。
手順は以下の通りです。
①排卵誘発剤で卵子を複数成熟させる。毎日~1日おきに薬や注射を投与。
②採卵の2日前くらいにヒト繊毛性ゴナドトロピンを注射。
③採卵当日,男性は精子の採取。女性は麻酔下で卵巣内の卵胞液を長い針でで吸い取る。
④受精卵をつくる。
⑤胚移植。通常は,チューブで子宮内膜に受精卵を戻す。

●顕微授精
受精卵を作る時に、卵子に直接精子を入れる方法です。その他の手順は,女性の場合同じです。

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不妊症のための矯正について

不妊症のための矯正の時期

大抵の場合、妊娠の目的でカイロプラクティックを受けられる方は、まず医療機関である程度不妊治療を継続されてから来院される方が大半です。西洋医学的アプローチで妊娠の兆しが見られないので、他に方法を探しに来られます。

妊娠のための矯正を開始する時期は、医療機関における不妊治療のどのステップ(段階)でも良いと思います。しかし、不妊へのアプローチは西洋医学、東洋医学、カイロプラクティックを問わず、ある程度長い期間がかかるので、その点を充分考慮されることをお勧めします。

年齢が上がるにつれ、妊娠治療の成功率は下がり、ダウン症などの出生リスクはあがってきます。そのため、早い時期でのカイロプラクティックの矯正を受けられる事をお勧めします。

いずれにしろ、医療機関での不妊治療は高額になりがちなので、少しでもカイロプラクティックが早期懐妊の手助けになり、経済的負担の軽減に繋がることを願っています。

カイロプラクティックでのアプローチ法

体は様々なシステムで成り立っています。

ホルモンバランスを保ってる内分泌系のシステムや、体温調節をになっている自律神経系や代謝システムなどなど。それぞれのシステム系統は相互に影響しあって運営されていますが、カイロプラクティックでは神経系のシステムを重視しています。

矯正する行為を通し、神経系に働きかけ、血流や内臓機能の強化・向上を目指します。

西洋医学的な治療による人工授精や体外受精など直接的なアプローチは強力ですが、直接生殖に関わらない部分でも妊娠を受け入れできる状態でないと、妊娠・出産に行き着き難いと思われます。

カイロプラクティックでは、その部分を補っていけると考えています。

蛇足ながら、お断りしておきますと、当院では性器に触れたりするような施術はありません。

至極まっとうな施術院ですので、もし不安感を持たれている方は、ご安心ください。

追記

補足説明をメイン・サイトの症例ブログの方に掲載いたしました。
そちらも合わせてご参照いただくと幸いです。
>>>不妊治療のご質問について

妊症に対するお問い合わせを多く頂くようになったので、当院のアプローチ法の理論的背景を基礎的な知識を盛り込みながら、少し細かめにお伝えするページを作成しました。こちらも合わせてご覧くださると幸いです。
>>>ダフィーカイロ【メイン・サイト】不妊

ダフィーカイロプラクティック南林間

当院ではできるだけ、プラシーボ(思い込み)でない科学的根拠にもとづいた本当に効果のある手技を中心に施術を行っています。まず他院を試され、それでも効果の無かった場合、当院をお訪ねください。お役に立てると思います。