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カイロプラクティックにおいては、腰痛・肩こりの処置のイメージがほとんどですが、

実は、頭痛においても非常に対応しやすい疾患であります。海外の研究・論文においても

有効性を支持されています。

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頭痛について

カイロプラクティックで適応となる頭痛は、直接、命に関わらない頭痛で、次の3つとなります。

①緊張性頭痛…肩や首の筋肉のコリからくる頭痛。一番一般的。

②偏頭痛…拍動性の頭痛で、遺伝的要因もあります。頭痛持ちといえばこれ。

③群発性頭痛…何年かに一度、1~2ヶ月間毎日激しい頭痛に見舞われます。

これら全ては、血管性か筋肉性の痛みで、血管の圧力が高くなったり、締め付けられたりして血管周辺の痛みを感じる神経が刺激されるのです。

脳みそ自体は、痛みを感じる神経は無いので、脳自体が痛くなることはありません。

脳は膜で覆われていて、その膜には痛みを感じる神経が豊富にあるので、脳内の出血や脳腫瘍などの出来物ができると頭蓋骨の中の圧力が高まり、膜を引っ張って刺激し、痛みを感じます。

こちらの頭痛は、命に関わる頭痛なので、すぐ病院に行ってください。

 

緊張性頭痛について

一番、一般的に見られる頭痛で、首・肩のこりからくる頭痛です。

筋肉が過度に緊張し、硬くなり血管を締め付けて痛みを発します。

そのため、頭全体が締め付けられるような鈍い痛みとして訴えられることが多いです。

また、トリガーポイントと呼ばれる、筋肉内の部分的な障害部位ができて、神経を異常興奮させ、放散痛とよばれる痛みを周辺に引き起こします。首の筋肉は、頭部に放散痛を引き起こすモノが多くあります。

原因

首や肩に負担をかけることは、なんでも原因になりうります。が、一般的なのはPC作業などで、ずっと同じ姿勢で肩周りに負荷がかかっていたための疲労です。また、同じ作業を繰り返し、荷物を持ち続けた、固定するために押し続けた、などもあります。

猫背姿勢などは典型的に首肩に負担がかかる姿勢なので、このような人はより肩こりしやすく、頭痛にも発展しやすいのです。

 

対処法

姿勢の改善を行なわないで、筋肉を緩めているだけだとすぐ再発します。全身を見てバランスを崩している原因を探し、そこを改善します。特に、日常で一番おおくとる姿勢が重要です(座り仕事であれば座っている時の姿勢、立ち仕事であれば立っている時の姿勢、など)。

また、筋肉の締緊張が直接の原因になっているので、そこの緊張を緩和し、血流をよくしてあげるようなことをすると良いのです。したがって、首肩周りを温めたり、軽い運動で筋肉をほぐし、血流を改善すると良いです。普段、座りっぱなしの生活をしている人は、散歩をするだけでも大分違います。

精神的ストレスを抱えていると、背中を丸くしやすくなります。リラックスできる時間を作るようにすることも必要です。

著作者;いしだひでヲSALBIAa0002_004055

偏頭痛について

遺伝的要因が強く、ご両親や祖父・祖母が偏頭痛持ちだった、と言うことを良く聞きます。

また、割合は女性の方が多いです。「片頭痛」と書かれる事も多いことから片側のみに起こると思われがちですが、両側性に起こることもあります。

痛み方は、ズキンズキンと脈拍にあわせた痛みが特徴的で、頭の横や目の奥の痛みを訴える場合が多いです。刺激に過敏で、まぶしい所や、騒音、匂いがきつい所で誘発される場合があります。

逆に、週末痛といい、仕事の緊張が解けリラックスしている週末に起こりやすい場合もあります。

原因

血管性の頭痛で、血管が広がって血流量が増えた時に起こるので、拍動性のズキンズキンとした痛みになります。

要因として考えられているのは、セロトニンという物質がストレスを受けると血中に多く放出され、血管を収縮させていたのが、その収縮が解かれ、血管が逆に広がろうとした時、頭痛が起こるとされます。そのため、リラックスする週末に週末痛が起こるのです。

また、別の説では三叉神経血管説というのがあり、三叉神経の作用で血管の拡張が起こると言うものです。

いずれにしろ、偏頭痛持ちの人は幼少から長期にわたり頭痛に悩まされているので、脳が痛みに過敏になり、より痛みを誘発されやすいと考えられています。(慢性痛のページにそのことについて記してあります。>>>難治性疾患に対して

その場合、脳の過敏性を押さえるため、脳の興奮を抑えるてんかんの薬を使うと改善する事があります。特に、偏頭痛の特効薬とされるイミグランが効かなくなってきている場合は改善する可能性があります。

対処法

病院で処方される薬で有名なのは血管の拡張を抑えてくれるイミグラン(スマトリプタン)です。先ほど説明したセロトニンと同じ作用をするのです。

血流が増すと痛みが増加するので、激しい運動やお酒は控えます。また、血管を冷やすと拡張が抑えられるので、頭痛が起こったら冷やしましょう。ここら辺は緊張性頭痛と逆です。

カイロプラクティックでの対応は、慢性的な偏頭痛持ちの人は、緊張性頭痛との混合性の場合が多いので、先ずそちらを処置します。それだけで慢性的な痛みの自覚が軽減される場合が多いです。

偏頭痛自体に対しては、セロトニンはストレスとの関連が深いので、自律神経系の調節を行ないつつ、三叉神経へのアプローチとして、頭蓋骨調整や頚椎の調整を行なうことにより、働きかけます。特に、三叉神経は神経核(神経の本体の部分の集まり)が頸髄(首の骨の中を通っている脊髄神経)のところまで降りてきているので、首の調整は三叉神経に影響を与える可能性があります。

また、その他脳神経を活性化できる部分を探し、脳神経のバランスをとることで症状が表面化するのを抑えます。いわゆるカイロプラクティック的脳トレというようなものです。

 

群発性頭痛

片側の目の周辺を中心に起こる頭痛で、中高年に多いとされ、かなりの激痛とされます。

半年~2年くらい置きに、2週~2ヶ月間毎日、20分~2時間くらいの激しい頭痛の発作が起こる、という特徴的な頭痛です。また、体内時計に合わせて起こるようで、大抵の場合、同じ時間帯に引き起こるとされています。

原因

目の奥にある血管の炎症と言われていますが、何故起こるかはまだわかっていません。

体内時計に合わせて起こるので、その障害と考えれています。

 対処法

カイロプラクティック的には、体内リズムの正常化を考えます。体内時計のペースメーカーは視床下部の視交叉上核というところにあるので、頭蓋骨へのアプローチをすることで、予防を図ろうとします。

実際、頭痛の発作が起こっている最中は、あまりに痛みが激しいので、手技で対応するより、病院での処置が優先されます。特に効果的とされるのが酸素吸入です。この場合、そこら辺で売っている携帯酸素では効果はありません。頭痛外来での専門機器の純粋酸素の吸入を行なわなければいけません。

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ダフィーカイロプラクティック南林間

当院ではできるだけ、プラシーボ(思い込み)でない科学的根拠にもとづいた本当に効果のある手技を中心に施術を行っています。まず他院を試され、それでも効果の無かった場合、当院をお訪ねください。お役に立てると思います。