プレイメイト死亡のニュースについて

 

今日は、ダフィーカイロです。

ここ2日くらいで、急に当ブログの「カイロプラクティックの安全性/危険性」の記事へのアクセスが増えたので、何事が起ったのかと思いましたが、ネットを調べてみたら理由がわかりました。

原因はコレです↓

急死のプレイメイト、死因はカイロプラクティックだった(女性自身) – Yahoo!ニュース

この記事を読んで思ったこと。

私の「カイロの安全性/危険性」の記事シリーズの読者の方々は、すでに察しがつくと思います。同じことの繰り返しになりますが、改めて述べさせていただきます。

まず、このヤフーニュースの記事(元は女性自身という雑誌の記事)の内容です。

 

①前日か、前々日かはこの記事では不明ですが、近日中の撮影中に首をひねって痛めたという事。

②そこで1月30日の午前中にカイロプラクティックの首の施術を受けた。

③2月4日に脳卒中を起こし亡くなった。

 

 

この内容を見て、私のシリーズ記事を読んできた人でしたら、①の時点で動脈解離が起こってたんじゃないの?っていうことに気付くでしょう。

実際、撮影中はどのような姿勢を取らされていたかは分かりませんが、首をひねって痛めたとなるとこんな感じ?

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通常ですと、首の矯正中に動脈の動く範囲は、自分で動かせる範囲と変わりがなく、それ以上は動かせない事が研究で分かっています(そのご紹介は、また後日)。

つまり、首の矯正時というより、その前の撮影時の段階で、動脈が痛んでいた可能性があるということです。もっと言うと、そのような動きでも、一般的には首の動脈が損傷することは希です。ですので、ほかに原因があるかもしれません。

いづれにしろ、ニュース内では「撮影で首をひねったので、調整に行った」とあります。つまり、この最初の時点がまず怪しい。

ここでカイロプラクティックでなく、アメリカで一般的な家庭医を訪れたとしましょう。そうすると、たぶん次のようになるでしょう。

 

①首が痛くなる

②診察に訪れる。

「首が痛いんです。」

「じゃあ、頭痛薬を出しておきましょう。それで様子を見てください。」

③数日後に、病気が進行して脳卒中で倒れる。

 

 

以前の記事でもご紹介した通り、椎骨動脈の解離は発生してから動脈瘤に発展し、破裂出血するまでに2週間以内、血栓ができて梗塞に発展するまでが3週以内が、危険期間として高リスクになっています。

今回のケースも、丁度このような危険期間にあてはまります。

以前ご紹介した2つの論文

Chiropractic care and the risk of vertebrobasilar stroke: results of a case-control study in U.S. commercial and Medicare Advantage populations.

Risk of vertebrobasilar stroke and chiropractic care: results of a population-based case-control and case-crossover study.

これら2つの論文中では、たぶん一般家庭医では上記のような椎骨動脈損傷の見落としによると思われる、脳卒中発症の正比例の関係性がある事が述べられています。カイロプラクティックと脳卒中の関連性が薄いという統計が出ているということは、要はカイロプラクティックの施術者の方が、一般家庭医より動脈解離の判断が上手くできていて避けることが出来ていた、と推測されるのです。

つまり今回の場合では、先の一般家庭医に診療に掛かった場合のシュミレーションの②のところで、カイロプラクターは動脈損傷の可能性を考慮せず、いつものように首を矯正してしまった、のではないかと考えられます。

私の感想としては、カイロプラクティックの手技で脳卒中が起こったというより、その前段階である動脈の解離を見逃してしまったことが可能性としては大きいのではないかと思います。

毎度、同じ意見の繰り返しで申し訳ありませんが、つまりそういうことです。

まあ、元々あった動脈の損傷を、首の手技で悪化・進行させた可能性は否定できませんが。

一方、メディアに対しての私の意見です。

先にお話したような検証を「女性自身」はしているのでしょうか?

私の中では「女性自身」は単なるゴシップ誌の印象なんですが。そのような記事を単に垂れ流しているヤフーニュースって大丈夫なのか?とも思ってしまいます。

ネットの記事は、玉石混淆、有象無象、魑魅魍魎、、、いろいろな物が入り交じっています。読み手もその事を自覚して、記事を額面どおりに鵜呑みにするのでなく、いろいろな角度から考えて読む必要があると思います。

次回こそは、前から予定していた医療過誤について書こうと思います。

では。

 

 

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ダフィーカイロプラクティック南林間

当院ではできるだけ、プラシーボ(思い込み)でない科学的根拠にもとづいた本当に効果のある手技を中心に施術を行っています。まず他院を試され、それでも効果の無かった場合、当院をお訪ねください。お役に立てると思います。