カイロプラクティックの安全性②(科学的根拠編)

 

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今日は、神奈川県大和市の整体【ダフィーカイロプクティック南林間】の坂木です。今回は、前回ご紹介したカイロプラクティックの安全性についての第2回です。

今回から実際の論文を元に解説していこうかと思っていたのですが、その前に予備解説をつけることにしました。

 

1、EBC

EBCとはEvidence based Chiropracticの略です。日本語に訳すと「科学的根拠に基づいたカイロプラクティック」ということです。1990年代から起った医学会におけるEBM(Evidence based Medicine)「科学的根拠に基づく医療」という医療行為に対する取り組む運動があります。その流れをカイロプラクティック業界も受けて科学的根拠のあるものを遵守しようという機運が起りました。特に医療保険が適応になるアメリカでは、科学的根拠がない手技を行っていると、保険会社が保険金を払わないと言う事態が起るので、よりシビアになっているそうです。

私が最初にカイロプラクティックを教わった先生は、グランド・レイドDCという人で、そこで教わった流派はカイロプラクティック生物理学という理論体系でした。この理論は、カイロプラクティックのなかでも特にEBMを遵守する派閥だったので、私のカイロプラクティックの取り組みもその影響を強く受けています。

私の発するブログやホームページで紹介する論文やリサーチは、エビデンス・レベルが高いものを選ぶようにしています。今回、カイロプラクティックの安全性を語る上で根拠となる論文・リサーチ類もどのようなエビデンス・レベルから選ばれているかを先ずご紹介しようと思います。

 

2、エビデンス・レベルとは?

エビデンス・レベルとは科学的根拠の信頼度の事です。信頼度にも段階があり、そのことについてはwikipedia「根拠に基づく医療」に詳しく記載されています。ここでは、グランド・レイドDC著「カイロプラクティック・マニュアル」の中にある分類が分かりやすいので、それを引用させていただきます。

エビデンスのレベル

①無作為抽出による二重盲検で比較された臨床的追跡

②無作為で比較された臨床的追跡

③比較された臨床的追跡

④比較の無い臨床的追跡

⑤抽象概念

⑥各自の経験・意見

⑦新聞の記事

⑧各自の持論

上記の表では上の段から下に向かって信頼度が下がってきます。無作為抽出による二重盲検化された論文が一番、質の高い論文となります。

さらには、二重盲検化された信頼度の高い研究論文を集め、それを比較検討するという手法「システマチック・レビュー」(系統的レビュー)で得た情報が、さらに高度なエビデンス・レベルになります。

 

二重盲検とは?

英語ではダブル・ブラインド・テストといいます。ブラインド=目隠しの事ですね。薬の効果の試験などでよく行われるテスト法で、受け手(被験者)だけでなく施し手(観察者)からも何をやったか分からなくする方法です。

ウィキペディァに端的に説明されていますので引用させていただきます。

二重盲検法

 二重盲検法(にじゅうもうけんほう、: Double blind test)とは、特に医学試験研究で、実施している治療法などの性質を、医師(観察者)からも患者からも不明にして行う方法である。プラセボ効果観察者バイアスの影響を防ぐ意味がある。この考え方は一般的な科学的方法としても重要であり、人間を対象とする心理学社会科学法医学などにも応用されている。

行為の性質を対象である人間(患者)から見て不明にして行う試験・研究の方法を、単盲検法という。これにより真の薬効をプラセボ効果(偽薬であってもそれを薬として期待することで効果が現れる)と区別することを期待する。しかしこの方法では観察者(医師)には区別がつくので、観察者が無意識であっても薬効を実際より高くまたは低く評価する可能性(観察者バイアス)や、患者に薬効があるかどうかのヒントを無意識的に与えてしまう可能性が排除できない。そこでこれをも防ぐために、観察者からもその性質を不明にする方法が二重盲検法である。

試験の割り付けは第三者が行う。また容易に区別が付かないようにするため、無作為割付を用いることが多い。

1948年に、W・H・リヴァーズがはじめて行ったとされる[1]1970年代後半から、アメリカ食品医薬品局 (FDA) が新薬の許可を得るために二重盲検法の試験の要求をはじめた[1]

 

 

カイロプラクティックの安全性②

 

 

3、文献検索のソース

今回文献探索で使用したのは、主に「PubMed」です。PubMedは、世界の主要な医学関連雑誌に掲載された 学術論文情報2,500万件以上を調べることができる、米国国立医学図書館が作成した医学文献データベース「MedLine」の一般無料公開されている検索システムです。pubmed上ではそれぞれの文献の抄録を読むことができます。

この中から「chiropractic  safty」で検索をかけてみると、172の文献がヒットしました。また「chiropractic cervical risk 」での検索では、171の文献がヒットします。

一般的イメージとして一番怖そうなのが首の矯正であり、日本でカイロプラクティックの安全性が取り沙汰される場合は、ほとんど首の矯正の事が話題になっています。ですので、今回は首の矯正の安全性・危険性について議論していこうかと思っています。

上記の検索結果の中から実際に頚椎矯正に関する研究報告がなされている論文をピック・アップしていくと大分、数が減りますね。

余談ですが、私がカイロプラクティックを習った十数年前くらいに教わった時には、実はアメリカで矯正の事故で多いのは首ではなく、腰の矯正をした時と言われました。腰の矯正を行う時は捻る動作が入るのですが、捻りが強いと浮遊肋骨が引っ張られすぎて骨折してしまうのですね。

浮遊肋骨とは、肋骨の一番下に位置する骨と、その上にある骨の2本の肋骨の事です。それより上の肋骨は、胸骨の近くで肋軟骨となり、最終的には胸骨に連結します。浮遊肋骨は、胸骨にくっついてなく、宙ぶらりんな状態なので、圧力に対して弱いのですね。

 

4、まとめ

次回以降より上記の検索媒体により、エビデンス・レベル高い論文を探してみて、ご紹介していこうかと思います。それによりカイロプラクティックの安全性/危険性の検証をしていく予定です。

 

 

 

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ダフィーカイロプラクティック南林間

当院ではできるだけ、プラシーボ(思い込み)でない科学的根拠にもとづいた本当に効果のある手技を中心に施術を行っています。まず他院を試され、それでも効果の無かった場合、当院をお訪ねください。お役に立てると思います。